構成は大まかにはこんな感じでした。印刷用のデータを加工しているので、サンプルの貼付箇所が空白だったり、縮小のためちょっと文字が見にくくなっているところがありますが、設営完了ツイートと合わせて当日の雰囲気を感じていただけるとうれしいです。
フローチャートボードは明らかに大きな効果がありました! たくさんの人がブースの前で足を止め、10秒~1分間ほどボードを眺めているのを何度も確認することができました。もちろん、足を止めた全ての人が作品を購入してくれたわけではないのですが、ボードを見て 百合の定義 について二言三言話す人もいましたし、意義のある企画だったと思います。
今回の反応を踏まえると、フローチャートボードには大きく分けて3つの利点があると考えられます。
まずは、ボードを見て分かるとおり広告力を拡大できます。今回はフローチャートによっておすすめの既刊を紹介するという内容でしたが、その結果比較的辿り着きやすい
Vesuvaの売り上げがかなり高くなりました。もし必要なら、新刊の宣伝を全面に押し出すこともできますし、さらに工夫を凝らしたデザインにもできます。
次に、売り子と購入者を十分に隔離できます。感染拡大防止の観点からも好ましいですね。購入者は売り子の視線を気にせず長い時間企画に集中できますし、売り子は購入者の動きを観察して作品を紹介したり、本を読む手を止めてじっと待つ必要がありません。これは、お互いに不要な(特に外見の)情報を明かさずに済むという利点でもあります。
ラブホパネルとフィッシングで「同人誌即売会は釣りのようなもの」と述べたことがありますが、名付けるなら全自動魚釣り機のような体験を得ることができます。