あまねけ!ニュースレター #15

January 04, 2022

こんにちは、あまねです。

感想や興味のあるトピックについて、ぜひコメントしてください。

人間と科学

2022年

みなさま、あけましておめでとうございます。

2021年9月の#1から始めたあまねけ!ニュースレターは無事に年明けを迎え、今日は2022年の第1回となる#15をみなさんにお届けしています。このニュースレターは、あまねけ!に記事を投稿する(自分の中の)ハードルの高さを解消し、ちょっとしたエッセイ風や掌編を継続的に書く場であり、必ずしも購読者に役立つ情報のみを伝えるためのメディアではありません(2021/12/07のコメント)。それでも、現時点で10人以上の購読をいただいてとても嬉しいです。

2022年も引き続きこのニュースレターは続きます。趣味のアイデアや日常の記録の中から、じんわりした面白さを見いだしていただけるとさらに嬉しいです。ニュースレター発行のほかに、直近では以下のようなことを計画しています。

やってほしいことや興味のあるトピックについて、ぜひコメントしてください。今年もどうぞよろしくお願いします。

無限ドライブの消失によせて

筑波大学の生涯メールアドレスに付属する容量無制限のストレージ(通称 無限ドライブ )のサービス縮小が通知されたのは、昨年2021年の12月28日のことです。この生涯メールアドレスはGoogleのGoogle Workspace for Educationの上で運用されており、2022年7月以降のサービス提供内容の変更(少なくとも組織全体で100TBが上限となった)に追従することになりました。

この変更により、2022年3月以降は個人のストレージ容量がおよそ20GBに制限されることになります。僕個人では、ほとんど使わないけれど家に置くには大きい録画の生データなどをドバッと置いていましたが、エンコード済みのデータは手元にあるのでほとんど削除しました。今は小さなバックアップデータなどで3GBほどを占めています。

当たり前のことですが、保存容量が無制限か、あるいは支払いが1回限りのストレージサービスはたいてい長くは続きません。

たとえば、Amazon Driveは2017年11月に容量無制限ストレージプランを終了していますし、Google Photosも2021年5月に容量無制限バックアップサービスを終了しました。Amazon Photosはまだプライム会員向けに容量無制限のフォトストレージを提供していますが、この件と同じようにいずれ何らかの制限がかかるはずです。

また、pCloudのライフタイムプランでは、1回限りの支払いで175ドル/500GBまたは350ドル/2TBのストレージを使用することができますが、長期的な目線で見れば収益化に行き詰まるでしょう。最終的には、運が良ければライフタイムプランの新規受付停止、悪ければサービス終了もありえます。

もちろん、あえてこのような1回払いのストレージをできるだけ早く購入して利益を得る(リボ払いの手数料を会員優待サービスに充てるような構造をねらう)戦略はありえますが、何年使えば月払い・年払いのストレージより安価になるのか、万が一サービスが終了した際にどのようにデータを移行すべきかについて、事前に考える必要があります。

ちなみに、僕は今のところSyncを使っています。8ドル/2TB/月(年払い)で、すごく安いわけではないです。特徴などについては、導入した直後の2021/07/01~2021/09/03のおしらせで書いていますが、ゼロ知識証明とエンドツーエンド暗号化がデフォルトのなんとなく安全っぽいストレージです。

お屠蘇とVRお食事

先日、人生で初めてお屠蘇を飲みました。実家はあまり儀式的なことを重視する空気ではなかったので、お屠蘇も初詣もあんまり身に馴染みがありません。

買った屠蘇散の包み
買った屠蘇散の包み

そもそも、お屠蘇(屠蘇)というのは、桂皮や山椒、桔梗などを混ぜ合わせた屠蘇散を日本酒に浸してからみりんなどで甘く味付けたもので、いわゆる 縁起の良い 風習です。中身は漢方薬のチンキみたいなもので、一時期流行った(習慣になっている人もいるであろう)養命酒と似たようなものといえます。

飲食に関する儀式は昔から重要視されています。日常でも食事はしばしば仲間と共にとるものであり、テーブルマナーのような しきたり と共に仲間意識を強める一種の儀式といえるでしょう(広義の共同飲食)。本来、食事というのは無防備な場であり、アルコールの摂取を伴えばなおさら危険です。仲間でなければ不意を突かれたり毒を盛られるかもしれませんし、一方で無防備な場を共有して食事をとることで仲間意識を示すこともできます。すなわち、共同飲食によって生まれる仲間意識は、食事という行為が抱える危険性に支えられていることになります。

では、このような食事の危険性だけを取り除きつつ、共に食事を楽しめる場があったらどうでしょうか? たとえば、新型コロナウイルス感染症の流行下で発見されたリモート飲み会や、VRChatなどのVR空間で飲食を楽しむことは、現実世界のそれと比較してどれほど 儀式的 だと思いますか? 当然、既に現実で飲食を共にしたことがある人とは同じように楽しめるかもしれませんが、初めて会う人との飲食が(現実のものと同等かそれ以上に)楽しめるかは分かりません。見せたくない部分を見せずに済むということは、無防備さを減少させると言い換えることもできるからです。

バーチャル美少女のねむ氏による論考「バーチャルセックス」体験したらすごかったし人類を滅ぼしかねないと思った話では、このような現実世界の行為を 安全に 代替する可能性の一部を示しています(ただし、この論考には考慮不足な点や誇張表現を含んでいます: バーチャルセックスでは暴力が存在しないって本当ですか?)。

スマートテーブル

LOOZERのCMが面白かったので紹介します。いわゆるスマートテーブル(名乗っているのはほとんどこの製品だけのようですが)というものらしく、スピーカー(Bluetooth・音量調節つき)、LEDライト、ワイヤレス充電、USBポート、コンセント、冷蔵庫などが大きめのテーブルに詰め込まれている便利な家具です。

あなたのスタイルに革命を LOOZER(ルーザー) オフシャルCM 30秒ver
あなたのスタイルに革命を LOOZER(ルーザー) オフシャルCM 30秒ver

物憂げな表情のおじさんがゆったりとスマートテーブルを使いこなす様子がたのしくて、何度か繰り返し見てしまいました。天板がキーボードやデカいタッチパネルになったり、IHヒーターや核ミサイルのスイッチでも付いていたらもっといいですね。次のCMでは、時が流れておじさんが玉座に座っているかもしれません。

年末年始でYouTubeやTVerを見る機会が増えましたが、勢いに任せてしつこくサービス名を繰り返したりするCMはやっぱり不快ですね。特にTVerは途中でCMをスキップできないので、悪いループにはまるとなかなか厳しいです。2022年はセンスあるもっとたのしいCMが増えてほしいなと思います。

アマネイメージズ

今回はありません。


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