こんにちは、あまねです。
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文フリ東京33
スーパーピクセル (2)
スーパーピクセルの進行は順調です! 近日中に予告ページを公開する予定です。
さて、印刷版の同人誌を発行する場合、しばしば思い通りに仕上がらないのが表紙の色味です。ご存じの通り、普段スマホやディスプレイで表示している画像は赤・青・緑の光を組み合わせた加法混色で、一方紙に印刷する場合はシアン・マゼンタ・イエロー(+ブラック)の減法混色で様々な色を表現しています。そのため、ディスプレイ上で綺麗に仕上げたデザインでも、(人手を介して調整せずに)そのまま印刷すると、不幸なことにくすんだ色になりがちです。
私がこれまで参加してきた同人誌では、白黒2色やグレースケールにして色味を完全に捨ててしまったり(これは最終手段です)、あまり気にせずRGBで入稿したらいい感じに仕上がっていたり、まぁ割と運任せにしてることも多かったです。花・カフェ・宝くじはビビッドな色遣いだったので、流石にちょっと調整してもらいましたが。
今回も、印刷版と電子版で別々に色の調整を行っています。家にプリンタの一つでもあったらもう少し出力確認が楽になるのになと思いつつ、日常的に使うこともなさそうなので悩むところです。
チケット化・紙サンプル・ロータリー
前回、#7で印刷版チケットの概念や理論についてお話ししました。今回は、どちらからといえばデザイン面からこのチケットについて掘り下げていこうと思います。
印刷版チケットの大きさは6.5cm×14cmで、いわゆる宝くじより一回り小さいサイズを予定しています。宝くじのような小さくしっかりした質感を出発点にして、A5を三つ折りにしたミニパンフレットにちょうど収まるように調整しました。パンフレットにはキャラクターかあらすじの紹介か、用語集を載せると思います。
さて、チケットはしっかりした紙や薄いポリマーに印刷して、きちんと通用できるようにしてからが本番です。コンビニで刷って切ったペラペラとしたコピー用紙の質感では、無料配布のペーパーっぽくてすぐに紛失してしまうかもしれません(それはそのまま私の在庫が増えることを意味します!)。目標は、同人誌即売会トラベル・スクラップブックに貼り付けても遜色のない質感です。
おそらく、ちょっと厚手の上質紙を選べば十分ですし、美術館や博物館のような厚めのつやつやしたコート紙にしても、薄くて強い和紙のような質感のものを選んでもいいでしょう。これまで、本誌ではあまり紙にこだわってこなかった(本文は書籍用紙の軽重二択で、表紙はマシュマロかなーくらい)ので、とりあえずキンコーズに紙サンプルを請求しました。長方形に切られた紙サンプルが単語帳のようにまとめられていて、かなりかわいいですね。
紙チケットにすることで得られる一番の楽しみは、もちろん半券のミシン目です。去る2020年にそごう横浜で開かれたショーン・タンの世界展では、受付で未切り離しの紙チケットを箱に投げ入れ、代わりに横に積まれた切り離し済の紙チケットを一枚取っていくという徹底した非接触対策がとられていました(当然、通常の方式と比較して2倍のチケットが必要です)。このように、いくらコロナ禍だったとしても半券という概念を捨てるわけにはいきません。
ミシン目を切るのに使うのはOLFA ミシン目ロータリー28です。変わり種のピザカッターな見た目をしています。刃をまっすぐ引くことさえ意識すれば、簡単にプロのミシン目を得ることができる便利な文房具です。
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新刊「先輩、今日もいいですか」本文の進行はあまり順調ではありません! ただし、チラ見せするには十分な量は仕上がっているので、作業が落ち着きしだい予告ページに掲載する予定です。
少し読み返してみると、最近のインターネットで人気のコンテンツに比べるとかなり刺激が足りないかなと思いつつ、まぁただ刺激を与えたいだけならコスプレ写真集とか作った方がいいよなぁというテンションでコツコツ書いています。
11/23(火祝)の文フリ東京33が終わったら、月が変わって百合SS Advent Calendar 2021も頑張る予定です。みなさんはもう登録してくれましたか? どなたでも、いっぱい埋まると嬉しいです。
逆に、入ってほしいカレンダーがあったらこっそり教えてくださいね。