あまねけ!ニュースレター #40

October 11, 2022

こんにちは、あまねです。

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人間と科学

Amazonが梱包を簡素化するらしいこと

「Amazonより梱包簡素化に関するお知らせ」というメールが届いたのは、先週のことです。無駄な段ボール箱による梱包を紙袋に切り替えたり、場合によっては追加の梱包なしで発送できる範囲を拡大しているようですね。

添付されていたリンクによれば今年の8月末に発表されたようですが、かつてよく冗談交じりで語られた「巨大な段ボール箱に小さな日用品1個」みたいなケースは、既に2~3年以上聞いていない気がします。サステナビリティ、ネットゼロカーボン……そういう社会的アピールの効果を上げるために、これまでの活動を改めて宣言しているのでしょう。

梱包を簡素化すると、企業が消費する無駄な資源を減らせますし、家庭でのごみ処理の手間もかからず嬉しいことばかりです。商品の数十倍の体積を占める大きな段ボール箱は処理が大変ですし、そのせいで注文するのが面倒になってしまっては本末転倒ですから。

しかし、どうもAmazonは梱包について考えるのが苦手に見えます。つまり、「商品のために梱包がどうあるべきか」ではなく、「どうすれば梱包に関するコストを削減できるか」という方向の発想しか持っていないようなのです。

最近は、ちょっとした文具や日用品なら、内側に緩衝材も貼り付けていない少し厚手の封筒で届くことが増えました。こうなると、内容物に傷や機能不全があるかどうかは完全に配送業者と運任せです。さらに悪いことに、書籍はほとんど遊びのないぴっちりとしたボール紙に押し込まれ、角や辺が潰れたり表紙に傷が付いた状態で届くのが いつものこと です(もちろん特殊カーボン装甲はありません!)。

一時期は、Amazonから届いた書籍の6割ほどを傷や潰れを理由に返品し、全て楽天ブックスで注文し直したときもありました。何度も返品して再注文するという無駄なオペレーションは手間も時間もかかりますし、本が届いているのに数日間読めないという悪夢が続いたので、今はもう完全に楽天ブックスに切り替えています。

企業や個人の取り組みが、偶然何らかの道徳的な評価軸に合致する可能性はあるでしょう。しかし、それを自らの道徳性の証明とするのは、あまり誠実とはいえません。例えば、単に資源として売却するために街の空き缶を回収する活動は、必ずしも景観を向上させるための取り組みではありません。空き缶を回収しつつ、売却できないゴミをその場に放置することさえできるでしょう。

今回のケースなら、商品の量や大きさによって梱包を変える手間を減らすという コスト削減 が、梱包自体を減らすという コスト削減 に切り替わっただけです。Amazonが見ているのはいつもコスト削減で、それが偶然昨今の社会的潮流に合致したにすぎません。

いわしスティックのこと

最近、いわしスティックというお菓子(おつまみ?)を食べました。大きな骨を取り除いたいわしの開きを5mmほどの幅で細切りにして、甘めに味付けしたものです。縦にカットされているため、小骨も細断されてある程度食べやすくなっています。

僕が買ったのは「ひとくち焼いわし」という商品名でしたが、この名前では小さないわしの開きをからっと素揚げにしたせんべいのようなイメージ(こちらは「あぶり焼きいわし」などと呼ばれているようです)が浮かぶので、この記事ではいわしスティックと呼ぶことにします。

ひとくち焼きいわし from https://www.seiyu.co.jp/pb/mo/1564/
ひとくち焼きいわし from https://www.seiyu.co.jp/pb/mo/1564/

食感は食べ応えのある小魚の煮干し(「食べる小魚」やアーモンドフィッシュに入っているような)という感じで、頭部や内臓がない分シンプルな身の味を楽しめます。しかし、魚の鮮度か味付けのせいで、ちょっと独特の臭みが気になりました。おつまみとしてお酒に合わせるなら好みの人もいるでしょうが、単品でおやつとして食べるには苦手な人がいるかもしれません。

いわしスティックは、#22で紹介した「四角いお魚」とよく似ています。四角いお魚は、骨を取った魚のフィレを隙間なく積み重ねて四角くカットした時短調理向けの商品でした。どちらも、自然由来でばらつきのある魚肉を一定の規格でカットして、個体差をできるだけ減らした一種の工業製品として出荷されています。

かつて「魚は切り身で海を泳いでる」というフレーズをよく聞きましたが、こういう工業製品のような食べ物からは、もはや魚が生き物であったことすら思い浮かべることができません。たとえ、これらの製品がいつの間にか培養肉由来の原料に置き換わったとしても、すぐに看破するのは難しいでしょう。

アマネイメージズ

AIフラワー展
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